ルール解説

ルーレットのルール解説-プレーの流れと賭け方ごとの倍率早見表【必読】

投稿日:2017年7月5日 更新日:

ルーレットの詳細解説

優雅に回転する盤面で踊るボール、湧き起こる歓声と積みあがるチップ。カジノへ行ったことがなくても、そんな光景はなんとなくイメージできることでしょう。『カジノの女王』とも言われるルーレット(Roulette)は、世界中のカジノで楽しめるテーブルゲームの代表的存在です。

賭け方の種類はいくつもありますが、遊び方は説明不要なほど簡単なので、はじめてカジノへ行く初心者でも特に困ることはありません。ですが、このページではルーレットの賭け方の種類や用語、賭け方のコツ、派生ゲームについて情報をまとめました。全くの無知よりも知っていたほうが楽しさは倍増しますから、予習としてこのページをお役立て下さい!

ルーレットってどんなゲーム?

「何かを回して、出た目に賭ける」という遊びやギャンブルは古代ローマからあったようです。しかし、ルーレットとして現在の形でゲームが完成したのは19世紀のフランスです。名称は「小さな輪」という意味があります。

ルーレットとはどのようなギャンブルゲームか?

ゲームのルールは至ってシンプル。回転する盤(Wheel、ウィールと言います)に数字が書かれていて、ディーラーがボールを投げ入れます。プレイヤー(あなたは)どの数字にボールが落ちるかを事前に賭け、そのとおりになると配当が得られます。賭け方には、数字を当てる賭けと、「赤か黒か?」や「偶数か奇数か?」などを予想する賭け方があります

ルーレットの回転盤の数字の配列は、1655年にフランスの数学者であり確率論を創始したブレーズ・パスカルが考案したといわれています。余談ですが、確率論はパスカルのギャンブルへの考察から生まれたもの。現代社会のあらゆる面で利用されている確率という考えがギャンブルから派生したものという事実はおもしろいですね。

ルーレットにはいくつか種類があり、回転盤にゼロ(0)とゼロゼロ(00)、そして1~36までの数字の合計38個の数字が並んだタイプと、ゼロと1~36までの37数字によるタイプがあります。前者をアメリカンルーレット、後者をヨーロピアンルーレットと呼びます。最初に登場したのはアメリカンルーレットの方で、あとからヨーロピアンルーレットが考案されました。ほかに0、00、000と36数字のメキシカンというタイプをあるようですが、現在はほとんど見かけません。

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いの意味

ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの違い
(左がヨーロピアン、右がアメリカン)

2つのルーレットの違いは単に「00があるか無いか」という差では片付けられません。それは、カジノ側のハウスエッジ(控除率)の違い=プレイヤーにとってどちらが確率的に有利か?ということにつながるからです。カジノのゲームはすべて、ハウスエッジ(ハウスアドバンテージ)というカジノ側の取り分(儲け)がルールのなかに組み込まれています。カジノ側の儲けが小さいほどプレイヤーにたくさん払戻しているということで、つまりハウスエッジが小さいほどゲームとして「良心的」なんです。

具体的に説明しましょう。「ボールが落ちる数字はどれか」をピタリと当てる賭け方(ストレートアップベットと言います)の配当は、アメリカンルーレットもヨーロピアンルーレットも同じ36倍です。しかし、アメリカンの場合は0と00があるので、38分の1の確率で起こる結果に対し36倍の配当、ヨーロピアンは0が1つなので37分の1に対し36倍です。これらの「その結果が起こる可能性に対する払戻し倍率の差」から、カジノのハウスエッジが分かります。

計算すると、アメリカンは36÷38=94.7%、100%から差し引かれる5.3%がカジノの取り分、ヨーロピアンは36÷37=97.3%が払戻し率で2.7%がハウスエッジとなります。この数字が何を意味するか? 極端な例ならもし盤面のすべてに100ドルずつ賭けると、アメリカンなら3800ドル使って3600ドル返ってきます。必ず当たるかわりに、200ドルはカジノに持っていかれます。それがヨーロピアンなら100ドル。

1人のプレイヤーが、必ず損するこのような愚かな賭け方をすることはないでしょう。しかし複数のプレイヤーがさまざまな数字へ賭けてゲームへ興じていると、長く続ければ続けるほど、ハウスエッジの割合分だけカジノ側の儲けが積みあがっていくことになります。

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレット、ハウスエッジという観点でみればどちらが良心的かは明白ですよね。

ヨーロピアンルーレットは、ドイツのバート・ホンブルグのカジノを運営していたフランス人のブラン兄弟によって1814年に考案され、世界中に広がりました。いくつかのカジノではアメリカンとヨーロピアンが混在していることがありますが、ヨーロピアンの方が確率的には良心的だ、ということを覚えておいて下さい。(だからと言って勝てるかどうかは別の話なので、あくまでそういう違いがあるのだ、という理解で)

ルーレットの賭け方別払戻し一覧表

ここからはどのような賭け方があるのか?そしてそれぞれの払戻し(倍率)を見ていきましょう。

ルーレット賭け方解説表

ルーレットでは、大きく分けてインサイドベットアウトサイドベットという2種類の賭け方があります。インサイドは数字が並んでいるところに賭けるもの、アウトサイドは外側の各種条件に賭けるものと覚えてください。

インサイドベット

1.ストレートアップベット どれか一つの数字に賭けること。36倍
2.スプリットベット 2つの数字のあいだにチップを置く賭け方をスプリット(分割)ベットと言います。賭けた数字のどちらかになれば的中。(画像の例では、15or18、32or33に賭けています) 18倍
3.コーナーベット 数字の区切る十字のうえにチップを置く賭か方をコーナーベットと言います。この画像の例では4、5、7、8なら的中です。9倍
4.ストリートベット 縦一列の3つの数字に賭けること。ベッティングエリアの端にチップを置きます。この例では22、23、24なら的中です。12倍
5.ダブルストリートベット ストリートベットの範囲が2列になった賭け方です。この例では7、8、9、10、11、12なら的中です。6倍
6.フォーナンバーベット ゼロと数字の角にチップを置き、0、1、2、3なら的中となる賭け方です。バスケットとも言います。アメリカンルーレットの場合は、00も加わるのでファイブナンバーベットと呼びます。7倍

アウトサイドベット

7.カラーベット 赤か黒かへの賭け。2倍
8.オッドイーブンベット 奇数(ODD)か偶数(EVEN)かへの賭け。2倍
9.ハイアンドローベット 当たり数字が19~36のハイか、1~18のローになるか。2倍
10.ダズンベット 1~12、13~24、25~36のいずれかに賭けること。3倍
11.カラムベット 一番右端にチップを置いて、横一列いずれかの数字になれば的中。3倍

ゲームの流れ

ルーレットは以下のような流れで進行します。

1. ゲーム参加前に、チップをルーレット専用に交換する

ルーレットをプレーするときは、まずルーレット専用のチップに交換します。これは複数のプレイヤーが同じベッティングエリアに賭けたときにディーラーが管理しやすくするため。現金をテーブルに出すか(テーブルでのチップ交換が可能なら)、持っているカジノ内共通チップをテーブルに出して交換してください。(カジノ内共通チップをそのまま賭けても良いこともあるので、ディーラーの案内に従ってください)

2. ゲーム開始、好きなところに賭ける

ベッティングエリアの賭けたいところへチップを置きます。たいていのルーレットのテーブルはインサイドベットとアウトサイドベットの最低賭け金が異なる(例えばインサイドが5ドルでアウトサイドが10ドルからのように、アウトサイドの方が少し高い)ので、事前に確認しましょう。

3.ディーラーがウィールにボールを投入

複数人が座っているテーブルなら、ある程度賭け金が置かれたところでディーラーがウィールにボールを投入します。くるくる回る盤と、なめらかに滑るボールの行く末を見守りましょう。なお、このときはまだ賭けることができます。ウィールを見ていて勘が働いたら、さらに賭けてみてください。

4.ディーラーが賭けを締め切る

ボールの速度が落ちてきたらディーラーが手でテーブルを覆うようなしぐさをしながら「No More Bet(ノーモアベット)」と言って賭けを締め切ります。これ以降は賭けることができません。

5.目が確定し、払戻し

ボールがカラカラと言いながらウィール上で跳ね、いずれかの数字に落ちます。そしてウィンマーカーという目印をベッティングエリアの数字上に置きます。その後、不的中だったチップはすべて回収され、的中したプレイヤーへの払戻しが行われます。このとき、ディーラーが手元に配当を差し出すまでチップに触れてはいけません。渡された配当を受け取り、全員への払い戻しが済んだら次のゲームがスタートします。好きなところへ賭けて、さらなる賞金ゲットを狙いましょう!

6. テーブルを離れるとき

ルーレットをやめてテーブルから離れるときは、専用チップを再びカジノ共通チップに変えてもらいます。

戦略「シフトベット」で勝率アップ?

次にどの数字が出るかは神のみぞ知るところ。ディーラーはどこにボールを落とすかコントロールできません。例えばマンガでは凄腕ディーラーが好きな目を狙って出すイカサマが描かれたりしますが、それは完全なフィクションの世界。ルーレットにはあなたの経験や知識・技術が介入する余地は一切なく、完全に運任せのギャンブルです

だからといって、ただ闇雲に賭けているだけでは資金の増減に一喜一憂するだけなので、賭け方にすこし工夫をしてみましょう。運任せと知りながらもあれこれ考えて予想したほうが楽しいですし、少し勝率も上がるかもしれません。その工夫とは「シフトベット」という賭け方です。まずは下の画像を見てください。

ルーレットのシフトベット

ルーレットの盤面は、既述のとおり数字の配列が決まっています。例えばあなたが10に賭けていて9に落ちた場合、数字としては「惜しい」と感じるかもしれません。しかし盤面上の位置関係でいうと10は画像の下のほうにあり、9は左にあります。つまりぜんぜん惜しい結果ではなく、10に賭けたなら隣接する23や5に落ちたときのほうが悔しい結果と言えます。シフトベットはその悔しさを回避するための賭け方で、ルーレットの盤面を分割してそのエリア全部に賭けるという戦略です

ヨーロピアンルーレットでは、0から時計回りに0、32、15、19、4、21、2、25、17、34、6、27、13、36、11、30、8、23、10、5、24、16、33、1、20、14、31、9、22、18、29、7、28、12、35、3、26という順番で数字が並んでいます。

この37個の数字を、例えば12、35、3、26、0、32、15、19、4、21のグループ(0の左4個、右5個の計10個)、2、25、17、34、6、27、13、36、11のグループ(9個)、30、8、23、10、5、24、16、33、1のグループ(9個)、20、14、31、9、22、18、29、7、28のグループ(9個)と分割し、そのグループ単位で賭けていけば、範囲を広げて勝ちを拾うことができます。

ルーレットのシフトベット例

ストレートアップベットは36倍ですから、仮にゼロ含みのグループなら10個の数字に賭けることになるため、当たれば実質のオッズは3.6倍。それ以外のグループなら4倍。同じエリアに賭け続けて、もし2~3回に1回当たればプラスは増えていきます。どのエリアを狙うかはあなたの判断と直感次第となりますが、それでもランダムに賭けるよりは「隣に落ちて惜しかった!」を回避できる優れた戦略と言えます。

なお、この分割方法には特に決まりはありません。アメリカンルーレットの場合は0シフト、00シフト、753シフト、168シフトと呼ばれる代表的なエリア分けがあるのですが、それに従ったからといって有利になるわけではないので、シフトベットは「エリアを分けて、その一帯にまとめて賭ける」というルールだけとりあえず覚えておけば大丈夫。「そんな賭け方もあるのか」と知っておくと、プレーするときに楽しみが増えるでしょう。

新しいカジノでは、ルーレットのテーブルには直近の目が表示されたディスプレイが立っています。その記録を見てあなたの野生の勘が働き、「このエリアが来るんじゃないか」と感じたら、ぜひ試してみてください。もしかすると、適当に賭けるよりも少しは勝率が上がるかも…しれません。

賭け方別の払戻しの確認や、シフトベットの実践にオンラインカジノの無料ゲームが使えます。旅行前に試してみるなら、当サイト上の練習ゲームをご活用下さい。

何回連続して赤が出ると次が黒になる?

ルーレットのマーチンゲール例

選択肢が2つで払戻しが2倍以上のギャンブルでは、しばしばマーチンゲールという資金コントロール法が無敵として語られます。マーチンゲールは負けるたびに賭け金を倍にしていくという賭け方で、資金が無限にあれば確かに必勝です。例えばルーレットのカラーベット(2倍)で、100ドル賭けて負けたら200ドル、それでも負けたら400ドルとしていくと、的中した時点でそれまでの負けを全部回収して100ドルプラスが出ます。しかし10連敗すると、11ゲーム目の賭け金は102,400ドル(日本円で約1100万円!)にも膨れ上がっています。資金が無尽蔵で、勝った時点でやめるならいつか必ずプラスに転じますが、実際はテーブルの賭け金上限に達して賭けられなくなりますから有効な作戦ではありません。

ちなみに、モンテカルロのカジノで39連続赤、アメリカのカジノで32連続赤という記録も実際に残っています。このときにテーブルの賭け金上限が無制限だとして、あなたが100ドルからスタートしてマーチンゲールで黒に賭け続けていたら、最後には天文学的な金額を賭けて100ドルだけ勝って帰った、という超ハイリスクローリターンな勝負をしたギャンブラーとして伝説になったでしょう。

ディーラーはボールが落ちる場所をコントロールできませんし、ボールにも意志はありませんから、赤or黒、ハイorロー、偶数or奇数の結果は完全にランダムです。だから言うまでもなく連続か交互かに規則性はありません。「5回連続して赤が来ているからそろそろ黒かな」「いやいや、これだけ連続しているから次も赤だ」という判断はあなた次第です。

ルーレットの用語集

ルーレットの専門用語集

ヨーロピアンルーレット(European Roulette)
ゼロが1つのタイプのルーレット。

アメリカンルーレット(American Roulette)
ゼロ、ゼロゼロがあるタイプのルーレット。

ウィール(Wheel)
数字が描かれた回転する盤。

ウィンマーカー(Win Marker)
当たり数字に置く目印。

インサイドベット(Inside Bet)
ベッティングエリアの数字の部分への賭け。

アウトサイドベット(Outside Bet)
ベッティングエリアの数字の外側にある各種選択肢への賭け。

シフトベット(Shift Bet)
ウィールを分割して、エリアを単位で賭ける賭け方。

まとめ

いかがでしょうか?ルーレットのルールの詳細やゲームの流れ、賭け方の種類などはご理解いただけましたか?賭け方の解説のところはヨーロピアンルーレットを例に使っていますが、アメリカンルーレットも同じです。

ルーレットは完全に運任せのギャンブルですから、初心者も経験者も勝てる可能性はまったく同じ。気軽に挑戦できます。はじめてカジノへ行ったあなたでも大勝ちできるかもしれません。直感を信じ、ウィールとボールに結果を委ね、カジノの女王とのひと時を楽しみましょう!

賭け方別の払戻しやシフトベットのことなど、ルーレットのプレーに関して忘れてしまったら、このページに戻ってご確認下さい。カジノを満喫する、そのお役に立てば幸いです。

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